トップページに戻る PDF版インデックス 御堂筋新聞について お問い合わせ

院長先生のミニコラム

甲状腺機能低下と妊娠

甲状腺機能低下症「橋本病」という病気を知っていますか?

これは自己免疫疾患のひとつで、若い女性に多くみうけられます。

甲状腺ホルモンは、全身の代謝を促進するホルモンで、このホルモンが不足すると次のような症状を呈します。疲れやすい、便秘、月経不順、無気力、息切れ、脱力感など。また最近、甲状腺ホルモンの不足が不妊や流・早産の原因および胎児の知能低下を引き起こすことがわかってきました。

妊娠初期には、生理的に甲状腺からのホルモンの分泌が促進し、それが胎盤から胎児に移行し、胎児の脳の発育や成長を促します。このホルモンが不足すると、その程度が軽度であっても、流・早産の率が高くなったり、胎児の知能低下が起こったりすることがわかってきました。これらを予防するためにも、妊娠を望まれている方および妊娠初期の女性は、甲状腺の機能検査をすることをお勧めします。

診断さえつけば、治療は不足している甲状腺ホルモンを補給することによって、流・早産および胎児の発育遅延などを予防することが可能です。


協力:西川婦人科内科クリニック(院長/西川吉伸 名誉院長/西川潔)
大阪市中央区備後町4-1-3 御堂筋三井ビル8階
TEL 06-6201-0317
http://www.nishikawa.or.jp/