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院長先生のミニコラム

『緊急避妊ピル』

 もしも避妊に失敗したら・・・生理が来るまで不安な日々を送りますか?こんな時「緊急避妊ピル」という方法があります。「性交後避妊」あるいは「モーニングアフターピル」ともいいますが、避妊に失敗した場合やレイプなどの性的暴行後に緊急的に用いるもので、望まない妊娠を回避する最後の避妊手段です。「妊娠は受精の時点ではなく、着床の時点で成立する」と、生殖医学の領域で規定されていることから、緊急避妊ピルは人工中絶薬とは見なされていません。
 緊急避妊ピルは、性交後72時間以内に女性ホルモン剤(ピル)を飲むことで妊娠率をさげることができる方法です。作用は服用された月経周期により異なりますが、大抵の女性にとって有効で安全な方法として知られています。そのため、欧米では何十年も前からこの緊急避妊ピルが使用されてきました。ただし100%妊娠を防止できるわけではありません。正確に使用した場合でも、およそ20%防止できない場合があると言われています。もし、予定月経が1週間以上遅れるようなことがあったり、心配なことがあれば、速やかにかかりつけの産婦人科医にお尋ね下さい。また、副作用として一時的に気分が悪くなったり、吐いたりする場合もあります。服用してはいけない人や、服用前の検査を必要とする場合もあるので、勝手に服用せず、必ず医師の指示を守ることが何よりも大切です。
 女性の身体を守るため、望まない妊娠をしないためにも、「緊急避妊ピル」という方法があることを頭の片隅に置いてみてはいかかでしょうか


協力:西川婦人科内科クリニック(院長/西川吉伸 名誉院長/西川潔)
大阪市中央区備後町4-1-3 御堂筋三井ビル8階
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