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院長先生のミニコラム

『早期発見にて不妊症防止を!』

子宮内膜症は、月経のある女性の約10%が羅患し、20〜30歳代に最も多く見られます。子宮内膜症の2大症状は「月経時疼痛」と「不妊」で、また、痛みの特徴は月経時に一番強くなり、症状が進むと排便痛や性交痛も現れます。
 「不妊症」は、子宮内膜症による腹腔内の炎症により卵管周囲に癒着をきたし、排卵した卵子のピックアップ障害や輸送障害を起こすことや、慢性炎症により腹腔内の環境が悪化して、受精率や卵管機能、着床能の低下によると考えられています。
 月経痛は程度の差はありますが、ほとんどの女性が経験されます。しかし、毎回鎮痛剤が必要なほどの痛みが生じる場合は、子宮内膜症の存在を疑います。子宮内膜症を鎮痛剤投与だけ長期間続けていると、腹腔内の癒着がひどくなる可能性があります。適切な内分泌療法を行い、悪循環を断たなければ将来不妊症になる可能性があります。たとえ、10歳代であっても、鎮痛剤の効かないなどの月経痛のある場合は、一度婦人科を受診し、適切な治療を受け、将来の不妊症を予防することをお勧めします。


協力:西川婦人科内科クリニック(院長/西川吉伸 名誉院長/西川潔)
大阪市中央区備後町4-1-3 御堂筋三井ビル8階
TEL 06-6201-0317
http://www.nishikawa.or.jp/